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|  この文書はJPNIC公開文書であり、著作権は社団法人日本ネットワーク      |
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       JPNIC データベース:ホスト情報への IPv6 アドレス登録ガイド

	http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide-v6.html
	 ftp://ftp.nic.ad.jp/jpnic/dbase/db-guide-v6.txt

						社団法人 日本ネットワーク
						インフォメーションセンター

						最終更新:2000年 3月 1日
						  施行日:2000年 3月 1日
						有効期限:2001年 1月31日



▼ はじめに

      1.  この文書は、グローバルな IPv6 アドレスが割り当てられているネッ
	トワークの管理者を対象に、JPNIC データベースの [ホスト情報] へ 
	IPv6 アドレスを登録する方法を解説しています。
	  [ホスト情報] の登録に関する一般的な情報は「JPNIC データベー
	ス登録ガイド」(*1)に記述されていますので、まずそちらを先にお読
	みください。

      2.  JPNIC データベースの [ホスト情報] へ、IPv6 アドレスを登録す
	ることにより、whois において [ホスト情報] に [IPv6アドレス] 項
	目が表示されるようになります。
	  また、この IPv6 アドレスは、JPNIC が管理するネームサーバに
	AAAA 資源レコードとして設定されます。(参考技術文献[2])

      3.  JPNIC データベースの [ホスト情報] に登録しようとするネームサー
	バには、IPv4 アドレスか IPv6 アドレスのどちらかが割り当てられ
	ている必要があります。
	また、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを持つホストも登録できます。

      4.  [ホスト情報] への登録手続き一般に関するお問い合わせは 
	query@db.nic.ad.jp 宛に、また IPv6 に関するお問い合わせは
	ipv6-support@nic.ad.jp 宛にお願いします。

	------
	*1: http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide.html


▼ IPv6 アドレスを持つ [ホスト情報] の登録フォーム

	  [ホスト情報] へ IPv6 アドレスを登録するためには次のフォーム
	を用います。

		Host Information: [ホスト情報]
		a. [ホスト名]                   
		b. [IPアドレス]                 
		c. [IPv6アドレス]               
		n. [技術連絡担当者]             
		y. [通知アドレス]            

	ここで、c.[IPv6アドレス] が追加された項目です。アドレスの表記
	法に関しては、次項を参照してください。

	・[ホスト情報] には b.[IPアドレス] もしくは c.[IPv6アドレス]
	のどちらかの項目が存在する必要があります。

	・IPv6 アドレスを複数登録したいホストの場合は、c.[IPv6アドレス]
	をアドレスの数だけ記述してください。

	・a.[ホスト名]、n.[技術連絡担当者]、y.[通知アドレス] の各項目は
	省略することができません。必ず記入してください。

	  上記のフォームに記入しましたら、apply@db.nic.ad.jp 宛に送付
	してください。


▼ 申請書サンプル(以下の情報は実在しません)

	サンプル1:IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方を持つホスト
	+------------------------------------------------------------
	|Host Information: [ホスト情報]
	|a. [ホスト名]                   ns.nic.ad.jp
	|b. [IPアドレス]                 202.12.30.33
	|c. [IPv6アドレス]               3ffc:1::1
	|n. [技術連絡担当者]             YM057JP
	|y. [通知アドレス]               secretariat@nic.ad.jp
	+------------------------------------------------------------

	サンプル2:IPv6 アドレスのみを持つホスト
	+------------------------------------------------------------
	|Host Information: [ホスト情報]
	|a. [ホスト名]                   ns-v6.nic.ad.jp
	|c. [IPv6アドレス]               3ffc:1::1
	|n. [技術連絡担当者]             YM057JP
	|y. [通知アドレス]               secretariat@nic.ad.jp
	+------------------------------------------------------------


▼ 受け付け可能な IPv6 アドレスの表記について

	  IPv6 アドレスは 128 ビットからなるアドレス体系で、その表記方
	法は IPv4 とは異なり、128ビットを16ビットずつ8つに分け、それぞ
	れをコロンで区切った16進表記で表すのが標準です。

	例: 00AB:1200:0340:EF45:0000:0000:1234:89AB

	  また、IPv6 アドレスには表記を省略できる場合があります。まず、
	4桁の16進数の先頭が 0 の場合は省略できます。先の例では 00AB は 
	AB となります。0000 は 0 と書きます。したがって次のように書く
	ことができます。

	例: AB:1200:340:EF45:0:0:1234:89AB

	  次に、連続した 0 のブロックはコロンを2つ重ねて書くことで省略
	できます。先の例では5番目と6番目の値が 0 なので、次のように書
	きます。

	例: AB:1200:340:EF45::1234:89AB

	連続した 0 のブロックがいくつでも、コロンは2つです。

	例: 0:0:0:0:1:2:3:4	→	::1:2:3:4
	     1:2:3:4:0:0:0:0	→	1:2:3:4::

	  また、アドレスの中で2ヶ所以上の連続した 0 のブロックがある場
	合は、コロンで省略できるのはどちらか片方のみです。

	例: 0:0:0:1:2:0:0:0:	→	::1:2:0:0:0
				→	0:0:0:1:2::

	この例の場合、::1:2:: とは書くことができません。


▼ IPv6 アドレスの whois 出力

	  whois では、IPv6 アドレスを完全表記で出力します。すなわち、
	コロンで区切られた8つの4桁16進数です。


▼ 関連技術文献

	[1] RFC2460 … Internet Protocol, Verion 6(IPv6) Specification
	[2] RFC1886 … DNS Extensions to support IP version 6
	[3] RFC1887 … An Architecture for IPv6 Unicast Address Allocation
	[4] RFC2373 … IP Version 6 Addressing Architecture

	以上の文献は ftp://ftp.nic.ad.jp/rfc/ から取得できます。