2.8.6 国際連携検討部会(INTL WG) APNIC参加報告 1997年6月22日にマレーシアのクアラルンプールにてAPNIC定例総会が 行われました。以下にその概要をご報告します。 1. confederationの会費について confederationとは国別のNICやISPの連合体に適用される新しいAPNICの会員種別で、 JPNICはその適用対象となります。前号のNewsletterでお伝えしたとおり、 前回の香港総会においてconfederationの導入が決定されていますが、 今回のクアラルンプール総会では、その会費が 1) confederationのメンバ数によるもの、 2) confederationに対するIPアドレス割当て量によるもの の二つの算出根拠案の議論および投票がなされました。結果、僅差ではありましたが、 1)のメンバ数見合いの会費制となることに決定しました。 2. APNIC移転について APNIC総会に先立って行われたAPNIC Executive Councilミーティングにおいて、 APNICの移転について決定され、総会で報告がありました。 - 98年1月1日を目処にオーストラリアのブリスベンに移転をする - 予備の候補としてクアラルンプール(マレーシア)とする - 移転後半年は東京のオフィスは残す 3. クラスA空間の割当てについて APNICはIANAよりクラスA空間61.0.0.0/8の割当てを受けました。本ミーティングでは APNIC会員に対し、この空間をどう割り当てるかについて議論を行い、RIPE同様の 期間限定の特別割当てガイドラインを規定し、実験的な割当てを行う方向が 決定されました。RIPEのガイドラインについては、 ftp://ftp.ripe.net/ripe/docs/ripe-155.txt をご覧ください。 4. その他 - APNIC活動報告があり、メンバ数が186に達しており、会員区分としてsmallに属する ところが全体の68%であることなどが報告されました - 各国NICから報告があり、JPNICからは丸山事務局長が報告をしました。 - 次回のAPRICOTについてアナウンスがありました。フィリピンのマニラで、 98年2月16−20日開催の予定です。 - 番外でアジア太平洋地域のTLD(Top Level Domain)についてAPNICが何をすべきかに ついて、インフォーマルな討論が行われました。今後、継続してメーリングリストで 議論されます。メーリングリストは、aptld@apnic.netで、このメーリングリストを サブスクライブするにはaptld-request@apnic.netに通常のmajordomoに従った方法で メールを送ってください。